予防の患者さんを増やしていきたい院長へ
確実にリコールに繋がる
「アピール」と「診療フロー」の構築
「治療が終わると、患者さんが定期健診に来てくれない」「予防歯科に力を入れたいけれど、なかなか患者さんに重要性が伝わらない」「メンテナンスの予約が埋まらず、衛生士のチェアーが空いてしまう」
全国の歯科医院の先生方から、こうした「予防・リコールの定着」に関するお悩みをよく耳にします。
歯科医院の安定経営において、虫歯や歯周病の再発を防ぎ、長く通い続けてくれる予防ストック患者を増やすことは、最も重要な課題の一つです。
しかし、治療の最後に「次は3ヶ月後に定期健診に来てくださいね」と口頭で伝えるだけでは、予防の患者さんは増えません。
痛みがなくなった患者様にとって、歯医者は「行かなくて済むなら行きたくない場所」だからです。
予防の患者さんを確実に増やすためには、「予防に力を入れている医院としてのアピール(見える化)」と、「初診から予防に繋げるための診療フローの確立」という2つの柱が絶対に欠かせません。
本記事では、「ママとこどものはいしゃさん」グループで実践し、リコール率90%以上を叩き出している予防集患の具体的な仕組みについて解説します。
予防に力を入れている医院としての「アピール」と「データ化」
予防を定着させるための第一歩は、患者様ご自身に「自分の口の中がどうなっているのか」「なぜ予防が必要なのか」を深く理解していただくことです。
言葉だけの説明では限界があります。そこで当グループでは、視覚的なインパクトと客観的なデータを用いたアピールに力を入れています。
位相差顕微鏡を用いた「細菌の見える化」と歯周内科療法

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当グループの診療フローでは、必ず位相差顕微鏡を用いた検査(ケンビ検査)を実施します。
患者様の口腔内からプラークを採取し、顕微鏡のモニターで実際に動いている細菌を直接見ていただきます。
「今のまま放っておくと、この細菌が繁殖して歯を失うことになります」と伝えることで、患者様への恐怖の刷り込みと予防意識の向上(デンタルIQの向上)に絶大な効果を発揮します。
そして、細菌の活動を抑えるための歯周内科療法や、ご自宅でのホームケア用品(専用の歯ブラシや洗口液など)を用いた除菌の重要性をお伝えします。
唾液検査(シルハ)などによる「口腔内リスクのデータ化」
さらに、アークレイ社の「SillHa(シルハ)」などの唾液検査システムを導入し、虫歯菌の多さや酸性度、白血球やタンパク質の量などを測定し、患者様の口腔内リスクを数値としてデータ化しています。
こうした検査結果をまとめた小冊子をプリントアウトしてお渡しし、ご自宅に持ち帰っていただきます。
客観的なデータとして「見える化」されることで、患者様は「自分のリスクはこれくらいだから、定期的に通わなければいけないんだ」と納得しやすくなり、自発的な予防メンテナンスへの移行がスムーズになります。
また、そもそも医院の外観やホームページで「ママとこどものはいしゃさん」という看板を掲げること自体が、「ここは予防に力を入れている、やさしい医院だ」という地域への強力なアピール(ブランド認知)として機能しています。
確実に予防に繋げるための「診療フロー」の確立
いくら立派な検査機器を揃えても、それを使うタイミングや説明する順序がバラバラでは意味がありません。
予防を増やすために最も重要なのは、初診からメンテナンスへと自然に誘導する「決まった診療フロー」を作ることです。
当法人の直営院で実践している、予防に繋げるための診療フローの基本は以下の通りです。
初診カウンセリング
いきなり治療のチェアーに座らせるのではなく、まずはカウンセリングルームでお話を伺います。
ここで「当院は、患者様が生涯健康であるために、二度と虫歯・歯周病にならない方法をお伝えする予防の医院です」と医院の理念とコンセプトを明確に宣言します。
ケンビ1(検査・データ取り)
2回目の来院時に、前述した位相差顕微鏡検査や唾液検査(シルハ)、基本検査、口腔内写真撮影などを徹底的に行います。
ケンビ2(除菌確認・初期治療)
3回目の来院時に、ホームケアによる除菌効果を顕微鏡で再確認し、歯科衛生士による歯周病の初期治療(スケーリング等)をスタートします。
補綴コンサル・Dr治療
歯周病のコントロールができた段階で、最適な治療法(自費のセラミックなど)を提案し、歯科医師による治療を行います。
PMTCと次回リコールの獲得
Drの治療が終わったら、それで「お疲れ様でした」と帰すことは絶対にしません。
改めて歯科衛生士のアポイントを取り、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を行います。
お口の中が最もスッキリして気持ちの良い状態で、「これからは悪くならないための定期予防に入っていきましょう」とお伝えし、チェアーサイドで必ず次回(3ヶ月後など)の予防メンテナンスの予約を取ってからお帰りいただきます。
このように、受付や歯科医師だけでなく、スタッフ全員が同じ「予防に繋げるためのフロー」を共有し、ルール通りにアポイントを回すことこそが、リコール患者を雪だるま式に増やしていく最大の秘訣なのです。
患者様の負担を減らし、予約を取りやすくする「30分メンテ」

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予防メンテナンスの患者様が増えてくると、次に直面するのが「衛生士の予約枠が足りなくなる」「チェアーが回らなくなる」という経営課題です。
多くの医院では、メンテナンスに45分〜1時間をかけているケースが見受けられます。
そこで当グループが実践し、ノウハウとしてご提供しているのが「30分メンテでリコール率90%を実現する高生産性の仕組み」です。
「時間をかけた方が丁寧で、患者様も満足するのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、私たちが30分メンテを推奨しているのには明確な理由があります。
患者様の負担が減る
忙しいお母さんたちにとって、歯医者での1時間は意外と長いものです。
30分でスッキリと終わるメンテナンスは、「ちょっと空いた時間に行こう」「これなら毎月でも通いやすい」という患者様にとっての負担軽減に繋がります。
予約が取りやすくなる
1時間アポイントを30分にすることで、1台のチェアー、1人の歯科衛生士が1日に診られる患者数が単純に倍になります。
患者様からすれば「希望する日時に予約が取りやすい医院」となり、ドロップアウトを防ぐことができます。
高い生産性と利益率
当法人の30分メンテでは、短時間でも十分に成果が出せるよう、次亜塩素酸水(ポイックウォーター)を用いた洗浄や、効率的なスケーリング・ブラッシングの手順をマニュアル化しています。
これにより、歯科衛生士1名あたり月20万点〜25万点をコンスタントに上げる「高生産性医院」を実現しています。
「絶対に30分」という縛りではありません。
自院に合わせてカスタマイズを
もちろん、この30分メンテは「絶対に30分でやらなければならない」と強制するものではありません。
大切なのは、「30分でも高い満足度とリコール率を維持できる『効率的なベースの型』がある」という事実を知っていただくことです。
まずはこの30分のベースとなるフローをご自身の医院に参考情報として取り入れてみてください。
その上で、「うちの医院はデンタルエステの要素も取り入れたいから15分追加して45分にしよう」「自費のPMTCメニューとしてじっくり1時間コースを作ろう」といったように、自院の強みや患者層に合わせて自由に追加・カスタマイズしてご活用いただけます。
予防ストックで、経営が安定する強い医院へ
予防の患者さんを増やしていくプロセスは、「自院のコンセプトをアピールし、検査でデータを見せ、決まった診療フローに乗せ、通いやすいメンテナンスを提供する」という一連の仕組みづくりそのものです。
「ママとこどものはいしゃさん」グループでは、単に看板を提供するだけでなく、医療法人真心会で長年培ってきた「初診カウンセリングの台本」や「位相差顕微鏡を用いた説明ツール」、「30分メンテの具体的な手順書(マニュアル)」まで、すべてをパッケージとしてご提供しています。
「予防患者をもっと増やして、安定した医院経営の基盤を作りたい」 「衛生士が主役となって活躍できる、高生産性の仕組みを導入したい」とお考えの院長先生。ぜひ一度、当グループの歯科医院経営者向けWebセミナーへご参加ください。
「なぜ、あの医院はいつも予防の患者さんでいっぱいなのか?」
その具体的な診療フローと、30分メンテでリコール率90%を叩き出す仕組みの全貌を公開いたします。先生の医院の予防システムを劇的に変えるヒントが、きっと見つかるはずです。